SDGs達成への貢献

トップコミットメント

SDGsへの貢献に向けてのコミットメント

エプソンが生み出すイノベーションの目的は、私たちのパーパス「『省・小・精』から生み出す価値で、人と地球を豊かに彩る」のもと、革新的な技術とグローバルな共創を通じて、さまざまなお客様と共に環境問題をはじめとする社会課題の解決に取り組み、よりよい社会を作り出す一翼を担うことです。
このことは、国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の達成と目的を同じくするものです。 
そのために、お客さまやパートナーの皆さまに対してその期待を超える驚きと感動をお届けできるよう、グループ全員が誠実に努力し創造と挑戦を続けます。
そうした取り組みを通じ、SDGsが目指す持続可能な社会の構築に貢献していきます。

セイコーエプソン株式会社
代表取締役社長 CEO

エプソンの取り組みとSDGsとの関連

「持続可能でこころ豊かな社会の実現」に向け、2021年度、エプソンが社会課題を起点に取り組むべき4つの最重要課題「マテリアリティ」を特定し、それらを実現するための12の取り組み「サステナビリティ重要テーマ」を設定しました。
そして、その12のサステナビリティ重要テーマとSDGsの17の目標との関連性をSDGs169のターゲットをもって検証した結果、現在のエプソンの取り組みはSDGsの17の目標全てに貢献することを確認しました。(詳細は以下の一覧表を参照)
エプソンは、このサステナビリティ重要テーマの推進を通じてSDGs達成に貢献し、「持続可能でこころ豊かな社会」に向け取り組んでいきます。


サステナビリティ重要テーマとSDGs17目標との関連

エプソンは、サステナビリティ重要テーマとSDGsの17の目標との関連性をSDGsの169のターゲットに照らして検証しました。

重要テーマとSDGsの目標との関連

画像をクリックすると拡大表示できます。(PDF,956KB)


自治体の制度を活用したSDGsの推進

長野県SDGs推進企業
エプソンの本社が所在する長野県は、経済団体、金融機関、大学など支援機関と連携し「環境」「社会」「経済」の3側面を踏まえ、企業価値の向上や競争力の強化を図るとともに、県内企業におけるSDGsの普及を促進する制度として「長野県SDGs推進企業登録制度」を制定しています。当社は、さらに積極的に長野県の活動と同期を取って活動を進めていくために、2020年7月に長野県SDGs推進企業(第5期)として登録され、2023年度さらに3年間の登録期間の更新を行いました。登録に当たっての、当社の「SDGs達成に向けた宣言書」(要件1)、および「SDGs達成に向けた具体的な取組」(要件2)は以下の通りです。当社は、SDGsへの取り組みの進捗を毎年長野県へ報告するとともに、エプソンのサプライチェーンを通じてSDGsの達成に貢献していきます。


要件1:SDGs達成に向けた宣言書(PDF,200KB)
要件2:SDGs達成に向けた具体的な取組(PDF,730KB)

長野県SDGs推進企業登録証

Registration as an SDG Partner in Nagano Prefecture

Nagano Prefecture, home to Seiko Epson's Head Office, has launched some of the most progressive SDG initiatives in Japan. One such initiative is an SDG partner registration system. The prefecture works with business groups, financial institutions, universities, and other supporting organizations in environmental, social, and economic areas to increase the value and competitiveness of local companies and to promote action against the SDGs among them.

To synchronize our actions with those of the Nagano Prefecture government, we applied for registration as an SDG partner based on the actions we have taken to date to achieve the SDGs.
A company must meet two requirements for registration:

  • It must submit a written declaration of commitment to achieving the SDGs.
  • It must take specific actions to achieve the SDGs.


We met the first requirement by declaring management policies and actions to achieve the SDGs. We met the second requirement by submitting information about specific actions being taken in each of 42 items mapped to the 17 SDGs and 169 targets. Seiko Epson was registered as a Nagano Prefecture SDG partner (the fifth term) in July 2020, and renewed its registration in FY2023 for another three years.

We will report our progress on the SDGs annually to the prefecture government and will contribute to the achievement of the SDGs throughout our supply chain.


北九州SDGs登録事業者

北九州市は、2018年に全国初の「SDGs未来都市」および「自治体SDGsモデル事業」として選定されています。同市は、SDGsの達成に寄与する企業などの取り組み内容を「北九州市SDGs未来都市計画」との関連付けを行いながら「見える化」し、地域のSDGsの取り組みの誘発・加速を図ることを目的に当登録制度を制定しています。エプソンは、北九州市の「北九州SDGs登録制度」において、「北九州SDGs登録事業者」として登録されています。当社は、北九州市において、乾式オフィス製紙機PaperLabによる再生紙生産、アップサイクル品の製作・供給を行う「KAMIKURU(カミクル)」プロジェクトに取り組んでいます。今後もプロジェクトの参画メンバーとともに、環境負荷を低減する商品や活動の展開、多様な雇用機会創出、教育機会提供による将来世代人材の育成などを通じて北九州市におけるSDGs活動に貢献していきます。

北九州SDGs登録事業者の取り組み内容(申請書)

北九州SDGs登録事業者

北九州市は、2018年に全国初の「SDGs未来都市」および「自治体SDGsモデル事業」として選定されています。同市は、SDGsの達成に寄与する企業などの取り組み内容を「北九州市SDGs未来都市計画」との関連付けを行いながら「見える化」し、地域のSDGsの取り組みの誘発・加速を図ることを目的に当登録制度を制定しています。エプソンは、北九州市の「北九州SDGs登録制度」において、「北九州SDGs登録事業者」として登録されています。当社は、北九州市において、乾式オフィス製紙機PaperLabによる再生紙生産、アップサイクル品の製作・供給を行う「KAMIKURU(カミクル)」プロジェクトに取り組んでいます。今後もプロジェクトの参画メンバーとともに、環境負荷を低減する商品や活動の展開、多様な雇用機会創出、教育機会提供による将来世代人材の育成などを通じて北九州市におけるSDGs活動に貢献していきます。

登録証交付式の様子

登録証は「KAMIKURU」プロジェクトにより、北九州市役所の使用済みコピー紙をPaperLabで再生した厚紙でアップサイクルされたものです。


「2021北九州SDGs未来都市アワード『SDGs大賞』」を受賞

2022年3月、エプソン販売(株)が福岡県北九州市で展開しているプロジェクト「KAMIKURU(カミクル)」が、「2021北九州SDGs未来都市アワード」の企業部門において「SDGs大賞」を受賞しました。
授賞式で北橋健治市長からは、「北九州市の異業種団体で構成された『KAMIKURU』活動が、SDGsのさまざまな目標へ貢献をされ、特に教育分野での活動は大変すばらしく、今後もこの活動の拡がりを大いに期待します」と期待のコメントをいただきました。

社内啓発活動

社員食堂でのSDGs貢献活動

エプソンでは、2000年9月より長野県内の社員食堂において、順次「金芽米※」を採用し、現在では県内すべての社員食堂で金芽米を提供しています。
この取り組みは、社員の健康促進と環境保全の両立を目指すものであり、エプソンが推進するSDGs(持続可能な開発目標)への貢献の一環です。
金芽米は、玄米と同等の栄養価を持ちながら白米の美味しさを兼ね備えており、社員の健康維持に寄与します。また、無洗米であるため米のとぎ汁が発生せず、環境への負荷を軽減できるという特長があります。
エプソンが金芽米を導入した背景には、社員食堂から排出される「米のとぎ汁」による水質汚染の防止があります。とぎ汁には、下水処理では完全に除去できないリンや窒素が多く含まれており、河川に流れ込むことで富栄養化を引き起こす可能性があります。
なお、金芽米はその製造工程でもとぎ汁を排出せず、取り除かれた肌ヌカは肥料などに再利用されるなど、循環型の農業サイクルにも貢献するサステナブルなお米です。
このように、社員食堂における金芽米の導入は、「つくる責任 つかう責任(目標12)」や「すべての人に健康と福祉を(目標3)」、「陸の豊かさも守ろう(目標15)」、「海の豊かさを守ろう(目標14)」といったSDGsの目標に貢献する取り組みとして、今後も継続していきます。

※ 「金芽米」は、東洋ライス株式会社の登録商標です