株主・投資家
ｰ 適切な投資判断を促し、経営の質向上につなげる ｰ
IR活動・SR活動の方針・考え方
エプソンは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するためには、あらゆるステークホルダーとの誠実な対話を通じ、経営の透明性を高め、長期視点での信頼関係・パートナーシップを構築し、強化していくことが、重要かつ不可欠であると認識しています。その取り組みの一環として、株主・投資家等に対する情報開示方針を明確にして、IR活動やSR活動の更なる充実を図り、建設的な対話を実施しています。
株主・投資家等との対話は、代表取締役社長、IR・SR担当役員、またはIR・SR担当部門の管理職等が行うことを基本とし、社外取締役を含む取締役も合理的な範囲で対応しています。対話を通して株主・投資家の皆様からいただいたご意見を都度経営層にフィードバックし、経営の質を高める取り組みに活かしています。
私たちが直接お会いできる株主・投資家の皆様の数は限られていますが、より多くの方に当社の考えを伝えるべく冊子やWebサイトなど、ツールを通じたコミュニケーションを積極的に行っています。特に、多くの方々に、同時に情報を伝えられるWebサイトの作成には力を入れ、IR情報だけでなく、サステナビリティ情報も常に最新の情報に更新しています。
アナリスト・機関投資家向けミーティング実績
| 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
|---|---|---|---|---|
| 国内 | 135回 | 142回 | 134回 | 136回 |
| うちSR面談 | 6回 | 18回 | 18回 | 9回 |
| 海外 | 104回 | 127回 | 121回 | 112回 |
| 合計 | 239回 | 269回 | 255回 | 248回 |
* SR interviews included in Japan (domestic) meetings.
IR基本カレンダー
※スケジュールは年度により変更となる場合があります。
その他のIR関連活動実施内容
- IR・サステナビリティ関連ツールの改善・情報充実検討
- 株主総会関連書類の早期開示、記載充実
- 開示資料の英訳による海外投資家への情報提供
- サステナビリティウェブサイトの更新・内容充実
- コーポレートガバナンス・コードへの対応と対応内容の開示
2024年度のエンゲージメント活動
エプソンへの理解を深めていただくための取り組み
グローバルの機関投資家にはエプソンの事業に対する認知が十分にされていないのが現状です。
多くの投資家の皆さまにエプソンへの理解を深めていただくために、企業Webサイトの改善に取り組んでいます。これまでも、決算発表資料や事業戦略説明会資料、各種データの掲載を行っていましたが、新たに、エプソンの概要を分かりやすく紹介する特集コーナーを開設しました。この特集コーナー「5分で分かるエプソン」では、事業別構成や各事業の競争力、市場におけるポジションなどを簡潔にご紹介しています。
今後も、幅広い関心を持つ投資家の皆さまにエプソンをより深くご理解いただけるよう、情報発信の充実に努めてまいります。
エプソンの企業価値向上を目指した対話
前年度（2023年度）の対話や社会動向から得られた課題に対して経営改善を行い、以下をはじめ、その進捗を統合レポート2024などで開示しています。
統合レポート2023をもとにした対話でのご示唆を受け、下記項目の開示を強化いたしました。
- GHG削減貢献量の算定と開示
- DXの進捗
- 経営戦略と連動した人材戦略
- 人権の取り組みの開示強化
統合レポートなどの開示情報に基づいて、2024年度に株主・投資家の皆様と対話した結果、これまでの経営改善に向けた取り組みへの評価と、さらなる改善に向けた貴重なご意見をいただきました。
- 環境への取り組み
- DXの進捗
- 人材戦略
対話結果は、サステナビリティ戦略会議および取締役会で報告し、さらなる経営改善に活かしています。さらに、決算発表に対する資本市場の反応を経営会議で報告し、また、決算発表後に株主・投資家の皆様から直接いただくご意見やご要望も週報などで社内共有することで、投資家の関心事項や懸念点への理解を進め、事業活動や開示向上に向けた取り組みの参考にしています。
