環境価値

エプソンは、環境価値に関する社会支援活動として、森林・水質保全(生物多様性)、地下資源利用削減、次世代教育(環境)の分野に取り組んでいます。
森林・水質保全(生物多様性)
エプソンは健全な生物多様性を保つことが事業活動や社員の生活を維持する上で重要だと考えています。
生物多様性の保全

次世代教育(環境)
PaperLab(ペーパーラボ)再生紙を使ったノートを子どもたちへ寄贈(日本)
2022年度より、当社は独自技術「ドライファイバーテクノロジー」を応用した乾式オフィス製紙機PaperLabで、社内古紙から再生した紙を使ったノートを長野県内の小・中学校へ寄贈する取り組みを進めています。
2025年7月末までに、累計46市町村、延べ13万冊のノートを寄贈しました。このノートには、当社の森林保全の取り組みやPaperLabの誕生秘話も紹介しております。これをきっかけに子どもたちに紙の循環がSDGsの掲げる目標達成に貢献できることを伝え、学校での環境教育に役立てていただいています。
寄贈と合わせて、各市町村へPaperLabで再生した印刷用紙も提供。当社製品活用によるCO₂排出量削減への貢献などを伝える機会となっており、地域と幅広いコミュニケーションを図っています。
持続可能な「健全な森づくり」 林業間伐体験(日本)
2024年、諏訪地域で開催された「もりぐらしFESTIVAL」」は、森林保全や脱炭素社会の実現を目指す体験型の環境学習イベントです。当社からは、従業員とその家族、計45名が参加し、間伐や遊歩道づくりなどの森林保全活動に取り組みました。参加者からは、「作業はハードだったが、森林を保全することの大切さを体感できた」、「子どもと一緒に森づくりを学ぶことができ、親子で環境への意識が高まった」との声が寄せられ、自然とのふれあいを通じて環境意識の向上につながる貴重な機会となりました。
カヤックで諏訪湖をきれいに!湖上清掃体験(日本)
夏の諏訪湖では、水草の「ヒシ(菱)」が勢いよく成長し、あっという間に広がっていきます。ヒシが過剰に繁茂すると景観や生態系へ悪影響を及ぼすほか、水質の悪化や魚類の生育環境の悪化にもつながるため、早期の除去が重要です。
当社では、2025年、諏訪湖でカヤックを使った湖上清掃体験を実施しました。従業員とその家族、計60名が参加し、カヤックに乗って湖の状態を肌で感じながら、ヒシの除去やごみの回収を行いました。参加者からは、「水質や湖底の泥の状態を知るきっかけになった」、「自発的にはできそうにないことに参加できて良かった」などの声が多く寄せられ、楽しみながら環境への理解を深める活動となりました。
