サステナビリティ経営の実践
エプソンは、商品・サービスの提供を通じ、さまざまな社会課題の解決に貢献してきました。今後も、経営理念に基づき長期的な視点からお客様やパートナーの皆様と「持続可能でこころ豊かな社会」を実現するため、社会的責任の履行と社会共通価値の創出に取り組みます。
考え方
エプソンは、「経営理念」、「EXCEED YOUR VISION」、そしてその根底にある創業より大切にしてきた「誠実努力」・「創造と挑戦」の精神に基づき、以下の行動原則にのっとった自主的な行動、継続的な改善により、社会的責任を果たしていきます。
エプソンが尊重するサステナビリティに関連する規範
エプソンは、事業活動を行うそれぞれの国・地域において法令を遵守することはもとより、これらの国際的な社会規範を尊重し、基本的な考え方を理解した上で行動しています。
- 国連グローバル・コンパクト10原則
- 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)
- OECD多国籍企業行動指針
- 経団連企業行動憲章
- ILO中核的労働基準
- RBA行動規範
- ISO 26000
推進体制
エプソンでは、グループ全体のサステナビリティ推進責任者を社長としています。社長直轄の組織であるサステナビリティ推進室の責任者には、サステナビリティ担当役員が任命され、グループ全体のサステナビリティ活動に関する監督・監視責任を担っています。
また、社長の諮問機関として、業務執行取締役、本部長、事業部長などの経営層に加え、監査等委員により構成される「経営戦略会議」で、サステナビリティ重要課題や社会要請への対応、各サステナビリティ活動の方針策定や実践状況などについて審議・報告を行っています。
さらに、関係主管部門長により構成される「サステナビリティ推進会議」では、サステナビリティ活動に関する専門事項について協議・検討をし、経営戦略会議に上申および答申を行なっています。
サステナビリティ推進責任者は、サステナビリティに関する事項について定期的に取締役会に報告し、取締役会の監督が適切に図られる体制をとっています。

実施事項
主な議題・報告内容
年度(開催回数) | 主な議題 |
---|---|
24年度(6回) |
・サステナビリティ重要テーマKPIの23年度実績の審議 ・自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)賛同表明の審議 (※1) ・サステナビリティ法規制・開示基準対応について ・人権問題への対応についての審議 ・RBA活動の実践状況レビュー ・調達遵法実践状況レビュー など |
※1 社会要請に応える形でTNFDへの賛同について検討し、2024年6月に賛同表明しました